オーディオ・マニアにあこがれて
新しいコンポが欲しい.
今僕が使っているのはDENON製のセパレート・システムオーディオ,
つまり一体型コンポより少し上等なシロモノである.
しかし本当のセパレート・コンポほど本格派ではない.
これは高校一年生の時に買ったものだ.
当時,僕はなんとなく高級オーディオにあこがれていた.
たぶん芸術作品を鑑賞するために使われるという崇高な目的のために作られた,
高価な機械という独特の魅力のせいだろう.
(こういう,モノへの価値観は女性より男性の方が強い気がする)
もちろん高校生に高級オーディオが買えるはずもなく,
握りしめたお年玉で思案した結果,お店の人の薦めもあって今のコンポにたどり着いた.
CDプレーヤーとレシーバーアンプとスピーカーのセット.
いわゆる高級品ではないとはいえ,安物ではない.
高校生からすれば見分不相応な買い物であった.
MDは別売り.
当時はMDが主流で(今でも主流なのかな),
MDレコーダーも欲しかったのだけど,お金がなくて買えなかった.
この辺は安価な一体型コンポを買わなかった代償と割り切るしかなかった.
この選択が大正解だったことは高校三年生になったときわかった.
はじめはJポップとか海外のロックの一部しか聞いていなかった僕が,
モダン・ジャズやワールドミュージックを聴くようになってからだ.
ジャズやラテン音楽,ロックなどには少なからず音質を要求してくるものがある.
僕のコンポは多少舌足らずながらも,その要求を満たすことが出来た.
特に楽器を聞き分けるという作業は,あまり廉価な再生機では難しかったかもしれない.
これができると,音楽鑑賞はとたんに楽しくなるのだ.
ベースの音に注目するようになったのも,
たぶんきちんと低音が分離する機種を買ったおかげだろう.
こういった楽しみをバックアップする高音質なコンポがなかったら,
僕の音楽の幅は広がらなかったかもしれない.
もちろん音楽の再生装置というのはもちろんたかが機械だ.
けれども,それは僕の音楽生活に大きく影響した.
古い作品のリマスタリング(音質を向上させる処理)の知識なども無駄に増えてしまい,
同じ内容のCDでも音質の高いものを探すようになった.
結果として,CDに投資する額は増えていった.
ネットワーク経由で音楽を違法コピーすることが一般的になっても,
どっちかというと音質の問題から手を出していない.
CCCDには音質の理由から反対した.
僕は結局オーディオ・マニアにはなれなかったので
(こういうひとたちの存在を知らない方は,
雑誌「ステレオ・サウンド」とかを読んでみてください),
あまり詳細には語れないんだけど,
多少のこだわりを持っていると音楽生活はもっと楽しくなるよ,と言いたい.
iPodも持っているけど,これはやっぱり外出用の道具だな,と思う.
シャッフル,楽しいけどね.
今現在,我が家のオーディオ環境は前述のコンポに,
スピーカーを取り替えてグレード・アップしたものを使っている.
Usherの2Wayスピーカー.
これは本当にいい買い物だったと今でも信じている.
スピーカーが変わると音質って本当に変わる.
もし音質を良くしたいと思われたら,まずはスピーカーですぜ.
というわけで冒頭の話に戻る.新しいコンポが欲しい.
どうもスピーカーにアンプとプレーヤーが追いついていない感じがするのだ.
マランツのアンプとCDプレーヤーがすげーかっこいい.
合わせて10万円超えるけど欲しい.
なんだ,結局物欲の話かよ.

△季節感がなくてごめんね 秋の東福寺
(Canon EOS KISS DIGITAL + EF-S 18-55mm F3.5-5.6)
音質にこだわるとディスクの録音も目についてくるようになる.
あまりひどい録音は聴けなくなってしまう.
特にJ-Popの・・・いや,批判はやめよう.










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