コーヒー談義その1、あきらめられないこと、読書好きはいかにして理工系を選択したか
最近はコーヒー豆を近所の小川コーヒーで買っている。
特別おいしいわけではないのだけど
(特になべよんさんの実家の豆の圧倒的な鮮度と比べると)、
近所にあるし、買いやすいので常連になってしまった。
僕の買う豆は「コロンビア」という少し酸味の強い、
でも比較的バランスのとれた豆だ。
ミルでがりがり挽いて三杯分くらいまとめてドリップしている。
粉になった豆の上にお湯を乗せていくときのあの香り、
至福である。
僕の専門は情報科学なので、コンピューターを使う用事が多い。
しかし最近課題の量に比例して、使用時間が増えすぎている。
このままではコンピューターがきらいになりそうだ。
でも簡単にはあきらめられない。
少し思い出話をしたい。
その昔、僕の興味の対象はまず第一にコンピューターだった。
でも、今の専門を選んだのはちょっとしたシフトチェンジがあったからだった。
結論から言うと、僕の興味の対象はもうコンピューターにはない。
もちろん新しいハードウェアやソフトウェアには心惹かれる。
けれど、今はそれらが最優先ではなくなってしまった。
僕が今一番楽しいのは読書である。
高三のとき、読書の楽しさを知った。
世の中の読書好きなひとたちよりたぶん少し遅かったけど、
その分のめり込んだ。
文学部に進もうか本気で悩んだ。
僕は理系の選択をしていたけれど、
なぜか得意科目は国語だったので、文転を勧める先生もいた。
けれど、そこにひとつの考えの転換があった。
逆説的かもしれないけど、自分の中に読書が出来たことで僕は
理系の進路を進むことに躊躇しなくなった。
こういう言葉に出会ったのだ。
「本当に楽しいことは自分のためにとっておきなさい」
どこで読んだのか、誰に言われたのか忘れてしまったのが悔やまれる。
けれどこれが僕の転機になった。
僕には読書があった。
そして二番目にはコンピューターがあった。
僕が食べていく仕事はこれだった。
理工系の学部というのは少し特殊なところで、
学部選択の決心が曖昧だと、後から苦労することになるようだ。
僕は高校生のとき上のようなステップを踏んで決心をして、
今その続きをやっていることになる。
おかげで苦労はしても悔いだけはなくて、
それは本当によかったと思っている。









