“スマイル”体験
ブライアン・ウィルソンとその音楽を愛している.
映像作品
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“スマイル DVD” (ブライアン・ウィルソン)
を見て,この思いを新たにした.
ブライアン・ウィルソンのレジェンドとして側面は情報として豊富に手に入るけれど,
彼の音楽を体験するというのは,それよりもはるかに価値がある.
昨年行ったライヴの謂わば追体験としてこのDVDを買ったつもりだったんだけれど,
いやはや,それ以上の価値があった.
DVDは37年ぶりに完成したアルバム「スマイル」の制作過程を
記録したドキュメンタリー「ビューティフル・ドリーマー」と,
「スマイル」のライヴ映像との二本立て,ディスク二枚から成っている.
ライヴはもちろんいいのだけれど(なぜこんなに複雑な音楽が生演奏で再現できるのか?!),ドキュメンタリーが素晴らしい.
ビーチ・ボーイズとしてスタートした頃のブライアンから,
「ペット・サウンズ」,そして「スマイル」の頓挫.
精神を病んでいく様子,30年間に渡る苦しみ.
そして,復活.
その才能故に音楽によって傷つき,
しかしまた音楽によって癒された男.
雪解け,オーヴァーカミングの過程を克明に記録した作品として,
これ以上のものは望めないのではないか.
ディスクに収められたライヴの模様を見ながら,
昨年僕の目の前で行われた演奏を思い出していた.
「スマイルを体験する以前の僕,そして体験した後との僕では全く違う人間になった.」
と語る観客がいたけれど,この言葉に諸手を挙げて賛成したい.
僕の中で「スマイル」の存在がさらに大きくなっていくのがわかる.
何がいいのかって聞かれても簡単には答えられない.(美しさとダイナミックさ?いや,足りない足りない)
とりあえず,これからもよろしく,「スマイル」.
久しぶりにいい買い物だったなあ.
ポール・マッカートニーとかエルヴィス・コステロとかもちょこちょこ出てきます.

2005年冬 嵐山で
(Canon EOS KISS DIGITAL + Tamron 90mm F2.8 MACRO 1:1)










